作成方法
P6版のタイニーゼビウスをお持ちであれば、以下のツールで簡単にMSX版を作成することができます。
ツールのダウンロード
Download MakeXEVMSX.zip
2015.9.25 update
- 32KBでも動作するようにしました。
- テープ版のバグを修正しました。
- MSX2以降だとVRAMダブルバッファモードを選べるようにしました(ROM版・ディスク版のみ)。操作説明2ページ目で、SHIFTを押しながらSPACEを押してください。
準備
P6用の初代TINY XEVIOUSから、例えば以下のような方法でプログラム部分のバイナリーを抽出し、XEVP6.BIN
という名前で保存しておきます。
○方法1
TINY XEVIOUSのテープから、プログラム部分(FOUND:XEVIOUSと表示された後の音声)を、何らかのツールでテープイメージファイルに変換し、プログラム部分を切り出してください。
プログラム部分の先頭は以下のようなデータになります。サイズは 16000(0x3E80)バイトです。
19 19 1D 20 20 20 20 20 20 20 20 20 20 20 20 20
19 19 19 19 1D 20 20 20 20 1F 19 1D 20 20 1F 19
19 19 19 19 1C 20 20 1E 19 19 19 19 19 19 19 19
:
|
テープ全体のイメージファイルを持っている場合は、バイナリーエディタ等でここだけを切り出して、XEVP6.BIN
という16000(0x3E80)バイトのファイルを作成してもよいです。
○方法2
PC-6001の実機やエミュレーターで、TINY XEVIOUSのローダーをCLOADしたら、実行前に140行目を以下のように書き換えてください。
140 DATAAA,1A,C9,F9,D4,00,00,00
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三番目の「C3」を「C9」にするだけですが、この状態でRUNすると、プログラムを 9C80H-DAFFH
にロードした後、BASICに戻るようになります。
ディスクやSDカードが使える場合は、BSAVE"XEVP6",&H9C80,&H3E80
とセーブしてPCに持っていってからヘッダ部分をカットしたり、
エミュレーターを使っている場合は、デバッガに入ってから savemem XEVP6.BIN 0x9c80 #0x3e80
(PC6001VWの場合)のように直接ファイルを作成したり、
とにかく、純粋にプログラム部分のみのバイナリーファイルを作成してください。
コンバート
ダウンロードしたzipファイルを解凍し、MakeXEVMSX.bat
があるフォルダに、上で準備した XEVP6.BIN
をコピーして、MakeXEVMSX.bat
を実行してください。
出力ファイル
バッチファイルを実行すると、outフォルダ以下に、以下のMSX用のデータが出力されます。
XEVMSX.ROM
実行可能なROMイメージです。RAM32KB以上のMSXで動作します。
XEVMSX.CAS
テープイメージです。RAM32KB以上のMSXで動作します。
エミュレーターで動かす場合は、このファイルをテープイメージとしてセットしてください。
実機で動かす場合、castools( http://home.kabelfoon.nl/~vincentd/ )などでwavファイルに変換してください。
プログラムはオリジナルと同様、2本に分かれていますが、bload"cas:",r
でローダーを実行すると、途中で自動的にプログラムをロードします。
dsk/LOADER
dsk/XEVMSX.BIN
ディスクに入れるべき2つのファイルです。RAM32KB以上のMSXで動作します。
DiskManager等でフロッピーに書くか、エミュレーターでFDDにこのdskフォルダを設定してください。
DISK-BASICから bload"LOADER",r
でローダーを実行すると、自動的にプログラム XEVMSX.BIN
をロードします。
最後に
- 操作については、起動時に説明が出るので、それを参考にしてください。
- タイトル画面のアニメーション中は入力が効きませんが、オリジナル版からの仕様です。
- タイトル画面またはゲーム中にSELECTキーを押すと、turboRのみ高速モードになります。
テープ版の実機での動作確認はしていません。動かなかったら教えてください(^_^;) twitter のほうで確認の報告をいただきました。ありがとうございました!
技術的なことはこの辺りのツイートの流れを読んでいただけると…(手抜き)