PC-6001用のテープイメージファイルを、「戦士のカートリッジ」と呼ばれるメガROMに載せるためのツールです。
NandemoP6ROM.zip 2020.10.28 update!
PC-6001mkII/SR、PC-6601/SR
※64KBのRAMが必要なため初代PC-6001では動作しません
PC-6001、PC-6001mkII/SR、PC-6601/SR
※「戦士のカートリッジmkII」に搭載された拡張RAMを使用するため初代PC-6001でも動作します
各テープイメージについて、ROM化するための設定ファイルを作成します。
添付の ys2op.txt などを参考に、「動作させるモードとページ」、さらに「起動時に実行させたいコマンド」を記述した、テキストファイルを作成してください。
基本的には、一つのテープイメージに対して一つの設定ファイルが必要です。
【注1】16KBで動作するタイトルはモードに「1」を、32KBで動作するタイトルはモードに「2」 を指定してください。mkIIモードおよび拡張BASICモードには対応していません。
【注2】改行コードは必ず CR(0x0D)のみにしてください。CRLF(0x0D,0x0A)では正しく動作しません。
【注3】最後の行は " * " で終わらせてください。
例)モード2、ページ3、CLOAD+RUNで実行させたい場合の設定ファイルは以下のようになります(コピペする場合、改行コードはCRに変更してください)
2 3 CLOAD RUN *
複数のテープイメージを1本のROMにするための、メニュー用リストファイルを作成します。
添付の romlist.txt を参考に、「メニューのタイトル」「ROM化するイメージファイル」「設定ファイル」「メニュー表示文字列」を記述したテキストファイルを作成してください。
このような場合、リストファイルは以下のようになります。
#メニューのタイトル 5,1,PC-6001 TAPE GAME LIST #イメージのリスト(メニュー表示文字列はP6が表示できる文字で書くこと) ys2op.p6,ys2op.txt,イース2 オープニング ys3op.p6,ys3op.txt,イース3 オープニング ys2ed.p6,ys2ed.txt,イース2 エンディング
実行画面です。
このような場合、リストファイルは以下のようになります。
#タイトルの代わりに'autostart'と記述 autostart #イメージのリスト(メニュー表示文字列は必要ない) ys2op.p6,ys2op.txt
先頭が#の行、または空行は、コメントとして無視されます。
リストは16個まで対応していますが、画面表示は途中で切られます。
準備ができたら ROMファイルを作成します。
コマンドプロンプトで以下のようにツールを実行してください。
NandemoP6ROM [メニュー用リストファイル] [作成するROMファイル]
例)romlist.txt というリストファイルに従って tapegame.rom という名前のROMファイルを作成する
技術的には大したことはやっていなくて、起動時にBIOSを裏RAMにコピーして、0x1A70からのテープリードBIOSを書き換え、ROMから読むように変更しているだけです。
そのため、mkII専用ソフトなど、RAMを64KB使うものは動きません。タイニーゼビウスmkIIもスペハリも動きません。
また、0x1A70を素直に使っていない独自ローダーのソフト(ロードランナーとか)も動きません。
ただ、お気軽にROM化できるのはメリットかなーと思います。
「戦士のカートリッジmkII」に対応し、初代機でも動くように修正しました。(2020.10.26)
機種を判定して、初代機の場合にはカートリッジ内のRAMを使用するようにしています(こちらのページを参考にさせていただきました)。
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