P6のスペースハリアーをMSXで動かすチャレンジ・旧
P6初代機のSCREEN4の解像度は、MSXのSCREEN2と同じ、256x192です。
しかも、SCREEN4はモノクロなので、色化けなどを全く気にせずに、MSXで同じ絵を出すことができます。
ということは、もし、P6のゲームのVRAMへの書き込み部分だけをMSX用にカスタマイズしたら、意外と動いちゃったりするのかも…?
…という 甘い考え で始めました。
しかも、P6版スペハリという、天才松島氏の最適化バリバリプログラム で作られたタイトルを選んでしまうという…。
とりあえず、動画をご覧ください。
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P6版でVRAMへ書き込んでいる部分をすべて自前のサブルーチンに飛ばし、MSXのVRAMアドレスに変換しているので、いくらP6より高速なMSXではあっても、当然遅くなります。
バグがありながらもなんとかここまで動きましたが、速度的にも厳しいですし、途中で挫折してしまいました。。。
MSX用に再コーディングすれば、遊べる速度にはなると思います……が、そこまでするならあえてP6版を移植する意味も薄いかと(^_^;)
これが2015年に行った最初のチャレンジでした。
P6のスペースハリアーをMSXで動かすチャレンジ・ターボ
2020年、新型コロナの影響で長時間 STAY HOME 状態になり、色々なアーティストやクリエイターの方が作品を発表していました。
そんな流れに影響を受け…たというわけでもないのですが、時間はたっぷりとあるということで、何かネタはないかと過去のフォルダを眺めていたところ、このスペハリを見つけたのでした。
前回は途中で挫折してしまいましたが、この5年間で得たP6とMSXの知識と経験でどこまでできるのか、再チャレンジしてみました。
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以前作成した「TINY XEVIOUS mkII for MSX 」や「OLION for MSX 」のときはノーマルMSXでもそれなりに遊べるスピードではあったのですが、
今回のスペハリは、天才松島氏の最適化バリバリプログラム ということもあって、「turboRでもギリギリ遊べるかどうか」というスピードになってしまいました。
とはいえ、P6の象徴ともいわれるこのタイトルが、ここまでMSXで動いたということで、個人的には大満足なのでした。
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